エスケイプ。

逃げ出せ 逃げ出せ 子供たち
駆け出せ 駆け出せ 一目散に
前向け 前向け 大人たち
行きたいねえ 行きたいねえ 上の方に

ほら 世界が音を立てて
二つに 割れはじめて
片っ方が 沈んでいくよ
片っ方に 登っていけよ
遊びに夢中の 子供たち
それやめて さっさと逃げろ
そんなこと あったらヤだねえ
でもそんなことに なってるかもねえ

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アルバム冒頭からこんな歌詞のおうたがとびだしてしまう、APOGEEさんの病みっぷりを、俺は心からあいしています。

Touch in Light

Touch in Light

前作もたいへんでしたが、こんかいのアルバムはのっけから「ちょっと落ち着きましょうよ!」ていきおいの曲が満載で、聴いているほうがハラハラします。音もおうたも振り切れていて、なんだかしんぱいになりましたよ。だいじょうぶなのかしら。なんだか音がみちみちしすぎていて息切れするなあ!(こうふん)
近々のシングル(アヒル)とか全然聴いたことなかったので、聴いてておもわず口がポカンとなりました。わあ!なにこのキチガイみたいなリフまつり!

ビデオもきもちわるい!
ふつうに売ろうとしている気配が微塵も感じられなくて驚く反面、よくもまあここまで好き放題な音をやってるバンドがこんなにひっそり活動できてるなあと不思議におもいます。なんでみんなもっと聴かないのかしら、こんなにきもちわるいのに!(ほめています)
異様に音数が多い、聴いててたのしい音ばかりで過剰、でも聴いてて意外にラクなのは、たぶんメンバーさんの趣味嗜好と俺の普段聴いてるものが被ってるせいなんだろうなあと思いますが。*1その山盛りすぎなところが紙一重でもあるので、みんなにさあ聴こうよ!とはなかなか薦められないのが難点です。でも俺はこのひとたちのやりすぎなとこ、ほんとうにかっこいいとおもう。
入荷日に買って帰ってmass of the fermenting dregsさんと交互に寝食を忘れるレベルで聴きまくっていて、もう何回も聴いているのに全然飽きなくてちょっとこわくなってきましたよ。あのう、ギターの音をずっと追ってね、ライブのときはここでエフェクター踏んで、こっちでカッティングのループかけといてこっからまたリフ弾いて、て妄想していくとたのしくて止まらなくなるの。ギターの音がね、ほんとうにかっこいいの。とってもたのしいの。(変態)
で、ああもうだめだライブ見に行きたい!っておもって、またいそいそと日程をしらべてみたのですがオオサカワンマンのひがウタダさんのあたらしいアルバムの入荷日のひでした。(絶句。)
いくらなんでもそのひ会社をやすんだらもう二度ともどれないきがするのですが、やはり逃げてはいけないのかしらひととして。いやそんなことで悩んでいる時点でまちがいなのはじぶんでもよくわかっている。だれかたすけて。

*1:前作にもそれっぽい音がはいっててニヤニヤしていたのですが、あきらかに「あー、フレーミングリップスすきですよね!」ていう音が引用されていてうんうん、て頷いていたら歌詞にまでウエイン・コインさんのお名前が飛び出したりして、あまりの素直さにおなかを抱えて笑いました。(ファンタスティック。)