ないものねだり。

このニウスみてああ、とうとうそんなことになっちゃったかー。とおもいました。
つうのもすこしまえから社員さんがもっそいリストラされてるらしいよ、ていう噂が我々のような末端のCDやにも届いていたくらいで、そろそろあの会社はヤバいんじゃないの?ってみんながいっていたからなのだけれど。俺の印象としてはとうしばでここ何年かでいちばん売れたタイトルってこれかなあ?かんじだし(じっさいいちばん売れたのはこれなんだろうけど、ジャ○の受託しょうひんなので厳密にはちがうかなと。)、正直売上がでてないじょうたいだったんですよね。でもってそれももともとは本家EMIのパクリなので社内ででた企画でもないと。一時期の「新人発掘ならとうしばさん」的キラキラぶりもなりをひそめたいま、家電も厳しいとうしばさんが撤退、ていうのもしかたないかなあと。あ、ラッドウインプス(坂本慎太郎似)は売れてますけどね、新人さんのなかじゃもっそいひさしぶりに。
昔からレコード屋さんをやってた大人の人とお話すると、このところCDの売上が頭打ちなのはレコード会社さんが内部でリストラしまくったせいで、きちんと売れる企画をかんがえられるひとが居なくなってるせいなんじゃないか、っておっしゃるかたが大勢おられて。たとえばソニさんみたいにアニメのタイアップつけまくって新人育成はそれでOKみたいな投げやりな売り方をみてるとそれもあながち嘘でもないかもなあとおもうのです。だって、ソニさんの所長クラスのひととかとお話したことあるけど、ちょっとヤバいひとばっかだもの。ほんきで売る気あるのかな?てひとが多いのも事実。ほんとうに景気がよかったころから音楽を売っていた人たちにとっては、もっと面白いひとが多かったのになあというかんじなのだそうな。じゃあ、きちんとおもしろいことがしたいならインディーズでやりゃいいじゃん、てことなのかというとそれもまたちょっとちがう。よにでる門戸が広がれば玉石混合、ふるい落とせない石が多いぶん市場ぜんたいの質も下がる。販促面や流通面でかんがえても、やっぱ作り手として、メジャーのレコード会社の存在は重要なんじゃないかなあとおもうのです。もっと頑張ってくれないと。*1
われわれ売る側はお店に置くものを取捨選択できても、置いたものがどれくらい売れてくれるかは作り手のほうにかかっているのです。おねがいだからもっとつくってほしいんだ、売れるCD。(せつじつ)
レコード会社さんがパッケージが、配信が、と会社自体の保身で右往左往しているあいだに、業界じたいの力がおちてしまわなければいいなあ。だいじょうぶなんだろうかこの先。
とりあえず、EMI完全傘下になったところでなんもかわらんとはおもいますが。洋楽部門の販促費がもすこし増えてサンプルとかきちんともらえるようになればいいなあ、と薄く期待だけしておきます。

*1:そういったいみでの今年のワーナーさんの売り方は本当に巧かったなあとおもいます。タイアップで小出しに認知あげて土台固めてから、最後はアルバム発売のタイミングにワイドショーネタにしちゃう。(例:ボニピンさんアヤカさん。あとパウターさんブラントさん→コンピ)凄く売りやすかった。今年は完全ひとり勝ちでしたね。