くだんのチケットがぜんぜんうれていないらしいのですよ。
さすが日本でいちばんふこうな県庁所在地トトリ。たっきうせんせいをもってしてでもそんなかんじかー、とため息混じりに感心してみたりしているのですが感心ばかりもしていられませんよ。開催はあしたなのに、ロー○ンチケット通しても○○枚くらいしか売れてないらしくて、主催のひととお話するたびにもうあわあわされていてみてられないのです。地元での店売分の数をあわせてもどこをどうみても明らかにすくない。たっきうせんせいですよ!たっきうせんせいなのに!このままだと会場ガラガラですよ!
ほんとうに見てられないから見ないふりをしようと思った俺(ヒドイ)は、当日会場にいくのを頑なに拒んでいたのですけれども。なんだかんだあって主催の人に「来て下さい」ていわれましてね。いかなければならなくなりました。ええ。仕事じょうのつきあいだと思って割り切りました。なんだか我が身を火に投じる気分です。
これが20歳やそこらのころだったら何もかんがえんと行けたんだろうけどなあ。大人になると空気読んだりするからダメだなー。そもそもいまの20歳やそこらの子にたっきうせんせいの写真をみせるとどいつもこいつも
「このおっさん誰ですか?」
て平気な顔で訊いてくるので、そのたびに俺がイチから説明していくのですが、なかなかその功績をりかいしてくれないのねー。あのひとはなあ、たぶんいちばんさいしょに日本でアンダーワールドをラジオでかけたヒトだぞー(しかもAMで!)ていうのがいちばん分かり易い例えだとおもうんだけど、一様にみんな「へえ」っていうだけでね。あのミッドナインティーズのころに感じた、次から次へ世界が開けていくめくるめく空気っていまの若い子にはわかってもらえないのねえ。気がついたらもうそれがそこにあった子たちにはわかりにくいのかしらねえ。それともあのワクワクはあのころ俺が若かったせいかしら?じゃあ若い子たちにとってのそれっていまだとなんになるのかなあ?と思っていろいろ考えているのだけれど、ポンと当てはまるものが思いあたらなかったりするのだ。…まあいいや。

むかしは先生もヒロシマあたりで100にんちょいくらいの客を前にして回されていた時期もありましたしね、この際客がはいらないのは目をつぶってもらってだ。どうなることか、俺もちょっと覗きにいってきますよ。…ああ、ああ、俺も右に寄っちゃったらどうしよう。(オールナイトロング。)