もっていこ、もってかえろ。

路子が「ドーナツたべたい」といいはるので、街のはずれのジャスコまで、ドーナツをかいにいきました。
お休みの日のジャスコはわらかすくらいひとがいっぱいいて、そのなかでもドーナツやさんの前には特にひとがいっぱいいて。その光景を見た途端にうんざりしたのだけれど、しかたがないので俺も列にならびました。なかなか列がすすまないので、その間、せっせとドーナツをつくっている店員さんたちのようすを観察していたのだけれど、ところ狭しと働く店員さんたちがやたらとふくふくした子が多かったり、そうでもないこもやたらお顔がつやつやしていて、生々しくてどきどきしましたよ。みんな体にきをつけて。
俺の周りの家族連れの皆さんは、あれもたべたい!これもたべたい!と相談しながらほんとうにそんなに食うのかなあとおもうぐらい、おびただしい量のドーナツを買っていて、なんだかへいわでよいことですねえとおもいました。
無事ドーナツを買い求め、ジャスコからのかえりみち。番長にもあげようとおもって番長のお店に寄ったのだけれど、番長はいなくて。じゃあ、きみにあげるよーと知り合いのバイトっこにあげたら「いいんですか?!」とエラく喜ばれたので、ふうんみんなドーナツすきなんだなあ、とおもった。
路子もよろこぶといいなあ。