なわくんがやってきた。

いつものように会社でこまこまお仕事をしていたら、
「おう、仕事人間」
と俺にはなしかけてくるひとが。ふだん会社にはめったにしりあいがこないので、だれかとおもって振り向いたら那和くんだった。那和くんは俺のおうちの近所にすんでる同級生(2児の父)。おうひさしぶりだねなにしにきたの?(ひどい)
「おまえ同窓会のはがきおくってないだろ。ぜったいおくってないだろ。」
あ。わすれてた。つうかすっかりバレてる。そうそうちゅうがっこうのときの同窓会が。あるんでした。
ちゅうがっこうといってもこの場合じゃっかん意味合いがちがっていて。俺はトトリ市のハズレのものすごい郊外にすんでいて、校区のお子の人口がものすごくすくないせいで保育園→中学校まで1クラスもちあがり。なもんで人生のはんぶんをいっしょにしたみなさんとのたいへんだいじな会合なのですよ。あらあらすっかりわすれてた。
幹事さんでもないのに、なんで同窓会をひらくことになったのかとか、だれがどこでなにしてるとか那和くんがことこまかに説明してくれるので、あんたなんでそんなことしってんの?って訊いたら
「保育園できくから」
っておしえてくれたので、なるほどそうやってこどもをつうじて地域のコミューンができあがっていくのですか。がっこうってだいじねえ。とたいそう納得したのですが、「そのまえにみんなふつうに連絡とってるし。おまえぐらいだぞ、実家すんでて行方不明あつかいになってるの」っていわれてひじょうにしょんぼりしたりしましたよ。いやあ、悪気はないんですけどねえ。ただみんなにれんらくするほどの用事もないんだよなあ。
そういやいちいち店にきてくれるのもあんたぐらいだよ那和くん。というと「まあ、みんなもう市内にくる用事ないだろうしなあ*1」とふつうにかえされたのでますますしょんぼりしたのでした。
とりあえず同窓会には顔をだすつもりですよ。あいかわらず妖精のようななりでいることをみんなにおどろかれたり、あいかわらずふらふらしてるのを担任に説教されてこようとおもいます。たのしみだなあ。

*1:みんな郊外の大きなお店にいくので。