いやー!日本橋ってどこー?!
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いつものようにO-CATから高速バスを降り、てくてく四ツ橋筋を南に向かい。たぶんコレで日本橋に着けるはず。ええと。たしか、ブートやさんはーなんか高架みたいなんの横をカーッと歩いたらー着いたはず。
あれ。なんか大きなビルがあるよ。なんばパークス…しらない…アレ?だんだん閑散としてきましたよ?…Yマダ電機建設予定地??
違う!
どうやら道を1本間違えましたね…あっちに大きな看板がいっぱい見えるよ。じゃあ、
あっちへ曲がりましょう。てくてく。てくてく。あれ?ブート屋さんの辻にでちゃったよ!ラクル!いままで毎回さんざん迷ったあげくに着いてたのに!今日は迷ったおかげで一発で!ヒャホー!
俺はふだんブート屋さんに極力近づかないようにしており。だってお金がいくらあっても足りないから。もともとブート自体のお値段も張るし、大好きなアーティスト様の全世界の公演が勢揃い!この公演ではこんなレア曲を!とかそんなんにわーってなって集め始めたら気がついたときにはお財布の中がえらいことになってしまうのだ。だから、いかない。
でも自分が行ったライブのは欲しいので、ちょこちょこ買いに行くんですよ。とはいえ滅多に大箱アーティストは見に行かないので、RADIOHEADものだったりサマソニものとかしか買わないのだけれど。それでも1枚5000えんくらいするので。買うのに凄く勇気がいるのですよ。(びんぼう)
散々悩んで悩んで。今回は去年のRADIOHEAD大阪公演2日目を買いましょうねー。えへへー。店員さーん、これー。
「聴いてみはります?」
…え!いや。は、はい。いや、べつに聴かなくても、ああ!
ブートはいうても会場でこそこそ録音されたものなので音質がヤバイものもあり。買う前にチェックさせてもらえるのですが、そのチェックのしかたがそれをヘッドホンではなく直接店内で流して聴かしてくれるという半ば羞恥プレイに近い方法なので、俺はとっても苦手ですよ。お客さんが俺だけの時ならまだしも他にお客さんがいらした日にはどうにも生きた心地がしないですよ恥ずかしくて。す、すいません、俺はRADIOHEADが大好きです。ええ、大好きですよ。あ、ああ!もういいですありがとうございます。それいただいて帰りますからもう、もうそのたのしそうなイントロをとめて、とめてください店員さん!
「え。もういいんですか?」
はい。あ、あとついでに会員さんにならせてください。ああ、申込用紙を書くのですね。はい。住所はー、鳥取県米子市…ごにょごにょ。
そしたら店員さんが「遠くからわざわざありがとうございます」っておっしゃるから余計あわあわしたんだ。はい。遠いですね。でもまた来ますよ。今度は大阪1日目を買いに来ますよ。お金を貯めておきますね。
お父さんはウチのお店にもブートを置きたがっていて。ことあるごとに俺に「なー、お前ブート好きやろー?ウチにもあったらいいなあって思うやろー?」ってきいてくるのだが、俺はいやですよ。こんなん俺管理できませんよ。そのまえに俺自身の管理が!
…でも元はただのCD−Rのブートが、原価いくらで入ってきてあのお値段で売られているのか、っていうのには興味がありますよ。あんまお客さん見たことないしなあ。儲かってるのかなあ、ブート屋さん…
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さてつぎはJョーシンのCD屋さんをさがしますよ。さがしますよはいいけど、俺Jョーシンどこにあるか知らないんだけども…大きなお店のはずだからすぐわかるかー。きょろきょろ。
あれ?
ガンダム館?違う!こっちいってみよう。あれ。こっちには3号館?…え?一体何個あるんですか??わからないので店員さんに訊いて地図を頂きましたよ。すげーなー!地図があんのか!歩いて5分くらいですって。ふんふん。途中まんだらけやら出渕裕原画展なんてたのしそうな催しに惑わされつつ(←10代の体質が抜けていない)無事到着。わあ。立派なお店だなあ。
なんでお父さんがJョーシンを見に行くようにとおっしゃったかというと、ここは非外資でありながら業界内でものすごく評判が高いから。以前、上司はここのバイヤーさんにお目にかかったことがあるそうなんだけど、本当にやり手の方でビックリしたらしいのだ。仕事がらみではあまり人のことを誉めない上司が誉めるのだから相当なことだなあとは思ったのだけど、店に入った途端にわかりましたよ。凄いわ。
どの辺がすごいのかっていうのは同業の方でないとなかなかわからないかとおもうのだけど、店に隙がないんですよ。メーカーさんの思惑と店の思惑が見事に一致した新譜の展開と旧譜の見やすさと品揃え。日本橋→店に訪れるであろう客層(男性中心・年齢層高め)にぴったりあわせた雰囲気。3FのJAZZ、クラシックのフロア、2Fの洋楽フロアから放たれる大人オーラったらもう!これは買い物しやすいわー…
このお店を作るのに裏でどんな風に商談して、管理して…って考えたらめまいがしてね、入って10分くらいして気持ち悪くなって店を出ちゃいましたよ。明らかに俺キョドってたんで警備員さんもじーっとみてらしたしねえ。
凄い。ウチも、あそこまで大人化しなくていいんだけど、でもあんな店になりたいとおもいましたよ。頑張るべき事はまだまだあるのです。
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Jョーシンを出て、いてもたってもいられず上司に報告電話などをしていたらですね、いつのまにか電池が死に体に。うわあ大変。今日は終始一人行動のつもりだったのだけれど、お友達のM谷さんもご用事でオオサカにいらっしゃっており、様子をみておあいしましょうね、と約束していたのでした。
様子を見て、というのはM谷さんはインタネッツのお友達とお会いになられていてほぼ一日中オフ会というなんだか凄い状況に陥っておられ。電池がなくなったのも会うか会わないかでずーっとメエルを送りまくっていたからなのでした。でもいざというとき連絡取れないとこまるしなあ。…ここは電気の街。どうにかすりゃ充電できる方法があるに違いない!そう思ってまた俺はきょろきょろし始めました。まずはー、電気屋さんにきいてみよう!
まずニ○ミヤのでんわ館というお店を見つけたのでお邪魔してみました。乾電池で充電できたり機械ってまだ売ってるのかしら?…あ、ある。けど高いなあ。しかもボーダヒョン用がないなあ。店員さん、店員さんこういうののボーダヒョン用は無いんですか??「あ、ないですか?(ごそごそ)あー。すいません無いですねえ…」そうですかあ、ありがとう。「あ、でもね、携帯屋さんにもっていったら充電してくださるところありますよ」え?ほんとに??「ちょうどそこを50メートルくらいにいったところにショップがありますから、そこできいてみられたら…」うわあ。店員さんありがとう!いってみるよ!そういや角にボーダヒョンのお店があったよ!うわあ。充電してもらえるのかなあ??ドキドキ。ごめんください。
ちょっと怖かったので、変えもしないくせにG3(ノキアの変な形のが欲しいです)をベタベタさわり倒したあと、お姉さんにおずおずと充電してもらえますか?ってたずねてみると、「はい、じゃあここにお名前かいてくださいねー」って快く用紙をさしだあれましたよ。凄い!本当に充電してもらえるんだ!!えと、えと、あのう。料金とかは…?「え?料金ですか?いりませんよー(にっこり)」え!え!そういうものなんですか??「え?料金とったりされるとこあるんですか?」いや、俺はじめてお願いするんで、いるものだとばっかり…ありがとうございます。じゃあよろしくお願いします。「はい、お預かりするんでまた後できてくださいねー」はーい。…よのなか便利に出来ているモノですね。ありがたや。
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携帯をあずけているあいだにごはんをたべたり、電気屋さんをのぞいたり。ちょうどヘッドホンが欲しかったので電気屋さんでベタベタ触っていたら、店員のおじさんに声をかけていただいたのでいろいろお話を伺いました。
今俺は折り畳みの密閉型のヘッドホンが欲しいのですよ。ゼンハイザーのPX−200というヘッドホン(欲しい)が結構安くでおいてあったのでおじさんにいろいろきいてみました。PX−200は密閉型の割に口径が小さくできているのだけれど、ほかの密閉のヘッドホンに比べたらかなりお値段が割高。実際ヘッドホンの音は内蔵のマグネットの大きさによっても左右されるから、口径が大きいもののほうが音はいいんだそうですよ。割高なのは小さくしてある分の技術料みたいなもんだからやっぱり音はおちちゃうんだって。小さいのんがよかったらインナーイヤー型のも密閉っちゃ密閉と同じなんだけどもそういうのは音がこもるから高音がでない。だから大きさをとるか音をとるかどっちかやねー、とおじさんはおっしゃる。そうかあ。どうすっかなあ。PX−200と同じくらいのお値段で折り畳み(口径デカイ)も見せてもらったんだけど、やっぱかさばるので買うならやっぱPX−200にしとこうかなあ、というかんじ。でももちょっと考えるからおじさん、また来るね。「うん、また来てなあ」とおじさんに快く見送られお店を後にしました。やっぱり詳しい人にきくのがいちばんだなあ。買うときはおじさんちで買うよー、ありがとうー。
ご機嫌でボーダヒョンのお店に戻ったら携帯君もおなかいっぱいにしてもらって見事に復活していました。お姉さんありがとね。うれしいなあ。…にこにこしながら携帯を受け取ってパカンと開いたとき、はじめて待ち受け画面が吉兼画像のままだったことに気づきちょっと死にたくなったりもしたのですが。わわわわわわわわ(恥)でもうれしい。携帯ってけっこう他の人に預けるのに勇気がいるものなのだと初めて知りましたよ…
滅多に来ない日本橋だけどとてもたのしかったですよ。こんどはたぶん迷わずにいけるはず。みんな俺に優しくしてくださってとてもたのしかったり勉強になったりしましたよ。
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日本橋から千日前の大きな通り迄戻って、ようやく知ってる場所に戻りましたよ。心斎橋に向かいましょう。千日前筋を御堂筋に向かって歩いている途中でふいっと通りの向こう側をみるとおはぎやさんののれんが見えました。
以前ヒョンヒョロさんとこで紹介されてたおはぎやさんってあれだよなあ。昔、おともだちについてったことがあるんだ。お店が狭いから外でまっててって言われて中には入ったこと無かったんだけど。今回のお土産はおはぎにしようかなあ、俺も食べてみたいし。そう思って地下道をくぐっておはぎやさんに行きました。
ごめんくださいって中に入った途端に「どれにしますか?」ってのれんの奥のおじちゃんにきかれ。え、えと。固まる俺。すいません、コレ明日までもちますか?「大丈夫やけど、いまよりは堅くなるよ。あときなこは今日中やないとだめ」…そうなのか。どうしようかなあ。のれんの奥でおじさんが別のお客さんのおはぎを作ってるのが見えるよ。わあ、すごい。その場で作ってるのか!!よし。やっぱり食べたいのでいただいて帰ろう。こしあんつぶあんで15個作っていただいて、おばちゃんに丁寧に包んでいただいて。にやにやしながらお店をあとにしましたよ。明けて米子に帰ってからお店に持っていって、俺もひとつ頂いたんですけども本当においしかったです。これ昨日たべてたらもっとおいしかったんだ!ってビックリ。こんどはきな粉のも食べたいので、またオオサカに来たらうかがいますよ、自分の分だけ買いに(笑)