燃費の悪い生活
最近おウチにADSL引いたんです。
それを機にこの日記を開始したんですが、
ホントは自分のサイトが開きたいんです。
そのためのADSL。
で、今サイトを開く準備をしておるんですが、俺年表←ライブ評 を作ろうと思って今までお邪魔したライブをカウントしてみたトコロ
<見た本数TOP3>
くるり 18回
ナンバーガール 17回
電気グルーヴ 10回
…………コレ全て鳥取とその周辺から関西やら下手したら関東まで出かけて観に行っとりました。
まあ、電気に関しては10代の頃から7年ぐらいかけて観た回数ですが、なんだこのくるりとナンバガの数?
この回数分の
チケット代と
交通費と
宿泊代
で、おれはフジに何回行けるんだよ?
ナンバガとくるりに関してはほぼ3年くらいで観た回数。
くるりは昔関西連チャン(京都→大阪2DAYSとか)でみた回数だし、途中で「?」って思って行かなくなってしまったので*1、まあアレなんですが、ナンバガはまだ活動してたら余裕で記録更新しとるでしょうねえ。
かつて、ワタシがあり得ないペースでライブ通いを始めた頃、そんな生活ぶりを「燃費が悪い」とたしなめてくださった方がおられました。そりゃ社会人にもなって*2月に何度も大阪に通い始め、理由はライブ。そりゃ周りも心配しますよ。叱ってくださった方が結構尊敬してる方だったもんで、そのときは大分ヘコんだもんでしたが…
ライブが観たいんだったら都会に住んでしまえと。……まったくもってその通りなんですが。それ、ワタシにはできなかったんですよね。鳥取から通い続ける事が大前提だったんです。
地元に居るまま何かを変えたかった。地元でがんばっていいCD屋さんを作ること。音楽好きな方がわざわざ都会に行かなくても、好きなCDを自分の街のお店で買えること。近所のCD屋さんで思いもしなかった新しい音に出会ってもらえること。
それが当時からの今日に至るまでのワタシの理想であり目標なんですけども、チャートやTVの情報が先行してしまう田舎にあって、この考え方はいかにも燃費の悪い考え方かも知れませんね。試聴機入れてコメント書いてUSインディーの名盤1枚売る労力よりも、山積みにして店内でかけてJ−POPのアルバム100枚売る方が商売としては遙かに合理的なのは間違いないですし。
それにハナから置いてないとわかってる商品をお店に探しに行くよりか、ネットで調べて注文してウチに届けてもらう方が楽。田舎住まいの音楽オタのみなさんは、地元のCD屋に期待なんかしてない、だからもっぱらネットでCD買ってる、そんな人少なくないですし。外資のないこの地方は*3音楽好きにとっては不毛の地。そこに於いてCD屋とは、供給する側も受け取る側も最初から何かをあきらめた上で成り立ってる商売なのです。
でも、ワタシは自分がステキだと思う音楽を意地でも売り続ける、そんなCD屋さんでありたいのです。
ここ数年いろんな人に出会って、レコ屋巡っていろんな音に出会って。通い続けたおびただしい数のライブ本数*4のおかげで、ワタシ随分頑張るCD屋さんになれました。
いまでも時々あのお説教を思い出して、コレでよかったのかなーとぼんやり反省することがありますけども、燃費が悪かろうが、結果ちゃんとびゅんびゅん走れてるんなら問題ないんじゃないかしら。と。
そうそう。頑張ったおかげで大阪まで行かなくっても大好きなバンドを地元へお迎えできる世の中にもなったことですし*5これからまだまだ頑張っていかないかんな、と思う今日この頃です。