映画をみました。

みたいみたいとおもっていた、ラブソングができるまでをみました。うっかりうえんうえん泣いてしまいました。
ラストももちろんよかったのですが、曲のデモができあがるまでのくだりがなんともキラキラしていて、わけもなく泣けるのです。ちっとも泣くとこじゃないのに。ああいうのを魔法がかかってるっていうんだろうなあ。
見に行きたいとおもっていた理由は、いわずもがなアダムシュレンジャーせんせい(ファウンテインズオブウエイン)が楽曲提供されているからなのですが、こういう職人仕事をさせるとほんとうに巧いなあ、と改めてかんしんさせられました。くせのないうつくしいメロディ。どの曲も佳曲。しかも聴けばいっぱつでわかる、せんせい特有の野暮ったさはちゃんと残ってるのがほんとうにすごい。見終わってロビーを歩いてたら、俺のとなりにすわっていた、いささかユルい外見のじょしこうせいが、劇中のおうたをふんふん鼻歌でうたっておられて、なんだかとても感動したのです。ほんとすげえな、せんせい。
あと、劇中ちりばめられた音楽ネタがいちいち気が利いていて、とてもよかったです。よその日記さんでもちらちら拝見してたのしみにしておったのですが、80年代ネタから当世アイドル事情まで。たいへんしゃれがきいていました。エンドロール、さいこうでした。でも、難癖をつけるとしたら、ビリーアイドルせんせいはそんなことしないやい!とおもった。(ボクシング)
笑いましたが。
おはなしの内容自体は非常にベタだったのですが、ベタだからこそすばらしかった。とてもたのしく拝見しました。