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せんじつ観た日本沈没があんまりだったので（もう敢えてかんそうとか書かない。）、なんだか釈然としないので借りてきた。

ガメラ2 レギオン襲来 [DVD]

だって！ガメラはレギオンを許さないから！ガメラはレギオンを許さないから！（大こうふん）
大学生の頃に観たきりだったのですっかりお話を忘れていたのですが、実に良くできたお話で、当時特技監督であるところの樋口真嗣の手腕も冴えまくり。ガメラ、びゅんびゅん飛ぶぜガメラ。緑の血もびゅんびゅん飛ぶぜ。着地した勢いでズザーってなりながら火球を吐くよ。札幌も吹っ飛ぶし、仙台なんか消えちゃうよ！ああ。なんてかっこいい…（うっとり）
俳優さんも巧いしねえ。（特に吹越満の活躍ぶりはすばらしい。）たのしいなあ。たのしいなあ平成ガメラ。こんなにたのしいのに、なんで樋口真嗣は日本沈没みたいなユルい映画撮っちゃったのかなあ？いろいろあるんだろうなあ大人のじじょうとか。（そもそも主役がジャニな時点で致命打）
平成ガメラのイメージがあって、俺はどうにも樋口真嗣という字面に弱く、そのせいで（話はともかく特撮に関してはイケるだろう、という期待の元）日本沈没もみにいったんですけど、レギオンを見直して別物だったなあと改めて思ったりしたのです。平成ガメラは監督の金子修介と脚本の伊藤和典両名のストーリーの作り方がうまかった、ってのがデカイんでしょうね。あと、絵の作り方がいちいちカッコいい。ほんとうによくできてる。
俺の記憶だと３部作ちゅうレギオンがダントツですばらしいのですが、このいきおいでぜんぶおさらいしたくなってきたなー。平成ガメラだいすき。

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そうそう。日本沈没をみて驚いたことがひとつだけあったんでした。
それは作品ちゅう及川光博せんせいの役どころが無精ひげの生えた団地住まいの妻子持ちであった点。
あのミッチーが！
妻子持ち！
無精ひげ！
いやもう。ミッチーもそこまできましたか！なんですか、このさきは俳優を！どんな役でもやりますよ！てところなんでしょうか。
そのミッチーでありながらミッチーらしからぬお姿をみて（セリフまわしや仕草はいつものとおりで、それもまた切なかった）、世のベイベーたちの心境たるやいかばかりなものか？と複雑な気分になりましたねえ…だってほら、映画の出来も出来だし。
あ、あとそっと脇で出演されてた遠藤憲一さんが出演者ちゅういちばんかっこよかった、てことも付け加えておきます。